ポーランドのヴェルサイユ宮殿!ワルシャワのヴィラヌフ宮殿の華麗なる世界へ

ポーランドの首都ワルシャワ。ワルシャワの宮殿といえば、世界遺産に登録されている「ワルシャワ歴史地区」内にある王宮が有名ですが、郊外にも見逃せない宮殿があります。

それが、ヴィラヌフ宮殿。17世紀に、当時のポーランド王ヤン3世ソビエスキが建てた夏の離宮で、ワルシャワの旧市街からバスで30分ほどのところにあります。

バロック様式の優雅な建物と美しい庭園から、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿になぞらえて、「ポーランドのヴェルサイユ宮殿」と呼ばれることも。クリームイエローの外壁には精巧な装飾が施され、王の宮殿らしい格調が感じられます。

ヤン3世と王妃マリア・ガジミアは、ヴィラヌフ宮殿を休息の場として好んで訪れたのだそう。

現在はポーランド内外から集まられた美術品や工芸品を展示する博物館として公開されていて、外観だけでなく、美しい内装や豪華な調度品の数々をあわせて楽しむことができます。

目を見張るほど華麗なる宮殿でありながら、ワルシャワ中心部からやや離れていることもあって、観光客の姿はまばら。豪華絢爛な部屋の数々を、ゆっくりと見て回れる穴場スポットです。

宮殿内に足を踏み入れてまもなく目にするのが、「中国の間」。

ヨーロッパで東洋趣味が流行していた19世紀末当時の内装を再現したもので、展示されている陶器や調度品から内装にいたるまで、すべてが中国をはじめとする東洋の品々で埋め尽くされたエキゾチックな空間です。

バロック様式の宮殿内にこんな部屋があるなんて、外観からは想像もつきませんね。

その先にも、絵画や彫像、豪華な家具や調度品で埋め尽くされた部屋の数々が待っています。なかでも、王の威厳を発揮した重厚な「王の居室」は印象的。

壁は18世紀のイタリア・ジェノヴァのベルベットで彩られ、天井には王の権力を象徴する絵画、その周囲を天使たちの立体的な彫像が取り囲んでいます。

力強さを感じさせる王の居室とは対照的に、繊細でエレガントな印象の「王妃の寝室」も見逃せません。

やはりこちらも18世紀のジェノヴァのベルベットで装飾されていますが、王の居室とは違った雰囲気で、女性的な柔らかさや華やかさが感じられます。主人が誰なのかによって雰囲気が変わる部屋の数々を見比べてみると楽しいですね。

ほかにも、ヴィラヌフ宮殿内には、「ミュージアム」と呼ばれる絵画ギャラリーなど、豪華な部屋の数々に膨大な美術品が展示されています。

次から次へと現れる華やかな空間と、部屋を彩る美術品や調度品の美しさに圧倒されてしまうはず。

宮殿内を見学し終えたら、庭園へと向かいましょう。庭園は宮殿とは別料金になりますが、わずかな金額で入場できるので、せっかくここまで来たならぜひ入場を。

正面から見たときとは違って、庭園から見る宮殿のシルエットは思いのほか複雑。ヴィラヌフ宮殿は、見る場所によってさまざまな表情が楽しめるように設計されているのです。

幾何学模様に整備された庭と宮殿の風景など、庭園に入らなければ出会えないシャッターチャンスもあります。

45ヘクタールという広大な庭園内には、池や中国式のガゼボなどの見どころが点在。時間が許す限り、王も好んで散策したという自然に囲まれた庭園をゆったりと歩いてみましょう。

かつての王の栄華が今なお生き続けているヴィラヌフ宮殿。ワルシャワを訪れるなら、その華麗なる世界を目撃してはいかがでしょうか。

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